しかたもしれん

すもつくれんがさごが、しかたもしれんこつを書いとるで

幻想の少年少女

新年なので、張り切って声も高らかに宣言するけど、宮小路瑞穂お姉さまが好きだっ!!
(同じくらい藍染様萌えだが、人外なのでまたの機会に)

キャラクタースリーブコレクション 処女はお姉さまに恋してる 「宮小路 瑞穂」





て、ぶっちゃけ何を今更な話なのですが。

最近、ラノベやら創作やらで女性が性的な視線で書かれてるとか、萌え重視のせいか低脳に書かれてるように見えるとかいう意見を小耳にしまして、ちょっと首を傾げております。

例えば、女性向け作品でも出てくるのがイケメンだったり美少年だったりする事が多い訳で(意外と地味な人萌えも多いけど今回は無視)所謂ファンタジーに近いような現実とはかけ離れた創作に置いて、作者や読者が求めるものが現実の人々とかけ離れてて何が悪いんだろうと思うのであります。

私の愛する瑞穂お姉さまは、作中のどの女の子より気品がありお美しく可憐なのですが、実際には男性です。

目立たずバレないようにしおらしくしていた結果、隠しきれない頭脳や身体能力とそのギャップの相乗効果で全校生徒の憧れのお姉さまになってしまいますが、中身は周囲の女性を守らなきゃいけないと感じてしまったり、流されてイチャイチャしてしまったりする男の子だったりします。

美少女ゲームの主人公として完璧超人と称される、性格見た目能力家柄共に現実には絶対に有り得ないキャラクターとなっております。

創作の中に現実を見いだす事は確かにありますが、現実的ではないキャラクターを女性蔑視とかと言ってしまうのもどうなんだろと思うのであります。

例えば、料理の上手な女子、逆に下手な女子。どちらも萌え要素としてはアリです。

でも、彼女たちが作品中でその描写があると女性が料理するのを当たり前だとしているという意見が出てきます。

ちょっと古い例えですが、とらドラの主人公高須竜司くんはかなりの料理上手です。
見た目と家事能力の高さというギャップが魅力のひとつにもなっています。

女性向け作品でも料理上手な男性キャラはそれで他のキャラクターに好感を持たれる事がありますし、逆にそうした能力が一切ないキャラの世話をするというのもよくある設定ですよね。

これらは、女性、男性というひと括りで見るとジェンダー的な問題が発生するのですが、もっとそのキャラクター個人の個性として見るのは駄目なのかなぁと思っています。

それは主人公の主観にも言える事で、もし主人公が料理上手な子を女らしいと褒めてるなら、それは(言い方悪いけど)
主人公がその程度の人物っていうくらいの評価じゃ駄目なのかなぁと思うのです。


(あと極端な話だけど、料理上手な女の子を誉めるのが女性蔑視だなんて言い出されると、本当に料理が好きな女の子って肩身が狭くなるんじゃないかなぁと思ったりもします。)


ある程度ユーザー層が定着してるジャンルにおいて、完璧にフィクションである作品において、萌え特化したキャラクターが出たからと言って、それは単なる理想に過ぎない訳だし、個々の理想やら好みやらについて糾弾するような問題じゃない気がするのは、私の意識が低すぎるだけなのでしょうか。








あ、あと今年からはてなの機能でAmazonのidを自分のものに設定してるので、そういうのが嫌いな方はご注意ください。